暮らしの和食器・陶器「陶空間いち」

釉薬の種類について

当店では、職人による手作りの和食器を取り揃えており、日常使いやギフトにご利用いただいております。和食器の魅力の1つには、釉薬の美しさがあります。
こちらでは、釉薬の種類についてご紹介致します。

灰釉(かいゆう)

灰を原料とした釉薬で、現在でも多くの窯元で使用されている最も基本的な釉薬です。灰の成分によりビードロ状の緑色から黄色、白濁など、美しい色合いを出します。

透明釉(とうめいゆう)

透明度の高い釉薬で、1300度前後の焼成で無色になります。
美濃焼では、志野釉に木灰を加えて透明釉化にし、唐津焼や織部焼では鉄絵に高火度透明釉を使用しています。

緑釉(りょくゆう)

色づけに酸化銅を用いた釉薬で、銅緑釉とも呼ばれます。
酸化焔焼成で美しい緑色になるのが特徴で、低火度釉と高火度釉があります。
低火度釉は主に古代の三彩に多く用いられ、高火度釉は織部焼に用いられています。

黄瀬戸釉(きせとゆう)

主に土灰類と珪長石を原料にし、そこに鉄土石を加えて作られた釉薬です。
油揚げのような淡い黄色が特徴で、桃山時代には美濃を中心に、主に食器へと用いられていました。

織部釉(おりべゆう)

織部焼きに用いられる高火度釉の銅緑釉のことです。
織部釉という名は、美濃地方の釜を指導していた古田織部が、プロデュースした焼き物で使用していたことから、その名がついたとされています。

飴釉(あめゆう)・黒釉(こくゆう)

飴釉や黒釉は、鉄分を含んだ釉薬の一種です。
飴釉は焼き上がりが半透明の黄褐色になり、べっ甲飴に似ていることから名づけられました。黒釉は黒や黒褐色系の色で、どっしりとした焼き上がりになるのが特徴です。焼成過程で窯から引き出し、急冷させて黒く発色させたものは「引き出し黒」と呼ばれています。

瑠璃釉(るりゆう)

有田焼で発展した瑠璃釉は、鮮やかな紺青色が特徴です。
17世紀後半には濃くかけた瑠璃釉に赤や金泥、銀泥で上絵つけをした作品などが作られました。

青磁(せいじ)・白磁(はくじ)

青磁の釉薬には鉄分がわずかに含まれており、高温で焼くことで独特な青色が生まれます。中国では最も高貴な器に使用され、皇帝からも愛されていました。
この青磁の胎土や釉薬の鉄分、不純物を取り除き、白い素地に透明釉をかけたものが白磁になります。

焼き物の個性ともいえる釉薬は、それぞれに違う美しさやぬくもりが感じられます。自然釉が魅力の常滑焼も派手さはありませんが、素朴で質実な作りが人気を博し、現在でも多くの方から愛されています。

当店では、そんな常滑焼や伊賀焼など、こだわりの和食器や陶器を販売しております。急須や湯呑などの茶器から、徳利、ぐい呑、盃といった酒器まで様々な種類の焼き物を扱っております。ぜひお好みの一品をお買い求めください。

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